東京出張社内にて
皆様、こんばんは
本日は出張で東京に行きました。
<目的地へ向かう車内にて>
ちょうど時間帯なのかその日の山手線は混んでいた・・・
田舎育ちの私にとって満員電車は何回乗っても慣れるものではない。
憂鬱だ・・・
梅雨が明けてからというもの日に日に気温は上昇し、その暑さは私の中のイライラを増幅させる・・・
暑さという魔物は人々の精神にかじりつきイライラさせる。
そんな車内。人のことにかまっている余裕は皆・・・無い。
私は線路のつなぎ目の上を走る電車のガタン、ゴトンという音に耳を澄ませ目を瞑る。
憂鬱だ・・・
ふと、私の立っているすぐ後ろから男性の声で「どうぞ」という無愛想な声が聞こえてきた・・・・
ような気がした。
私は目をあけ、その声のするほうへ振り返る。
そこには20代くらいの若い女性と40代くらいの強面の男性。
強面の男の人のそれは無愛想だが、その親切さは態度に表れていた。
女性は深々と頭を下げ、男性はその表情の一切を顔に出すことなく、次の駅で下車した。
無愛想なそれは男が男に惚れた瞬間だった。
人は見かけによらず。
すべての物事を外見で判断せず、見え隠れする本質を見れる人間になりたいものです。
人に優しくできるということは心にゆとりがあるということ。
ゆとり・・・それは小さな幸せを見つけられる道具のひとつ。
また、お会いしましょう。